だけどすごく可愛くて、大きな鏡に映る自分が不思議で目が離せない。
部屋から出るの恥ずかしい……
すると部屋の外からコンコンとノックが聞こえて、一瞬にして思考が固まる。
「……は、はい!!」
「あ、蒼衣ちゃん?田原だけど入っていい?」
オ、オーナーの田原さんだ。
オーナーさんは健斗さんと同じ年齢の20歳。
女の人ですごく優しいお姉さん的存在だ。
「はい……どうぞ」
カチコチに固まった身体と思考で、片言になって鍵を開けた。
ガチャッと開いた扉からはオーナーが入って来た。
ただ俯くあたしに、オーナーが気づいたのだろう…
言葉を失っていた。
やっぱりこんな服装合わないよね…??
「あのっ…」
「可愛い…可愛いよ蒼衣ちゃん!!」

