ここの制服は、可愛いと評判あって女の子なら誰だって着てみたいって思うんだ。
それがあたし用に用意されている…
あたしだってバイトをするなら、ここのお洒落な店で働きたいって思ってた。
「多分少しサイズ大きめだと思うけど…大丈夫?」
心配そうに呟いた慎也さんは、すごく近くにいる感覚だった。
…なんか声が近いような。
何故か分からないけどすごく心臓に影響が出ちゃう。
「大丈夫です!さっそく着替えますね♪」
サイズなんて関係なしに、早く憧れの制服を着たくてウズウズする。
それを見てクスッと鼻で笑った慎也さんは、柔らかい笑顔でロッカー室を出て行った。
そして出て行ったのを確認して、部屋の鍵をかけるとあたしは制服に着替えた。
…………白と黒の可愛いワンピースになっていて、胸元にはワンポイントのリボンがついている。
頭にはフリル付きのお姫様のようなカチューシャ。
靴もセットになっていて、履いた事もないようなシューズ。
「……あたしがこんな服着てるなんて」
いつもは楽で動きやすい服を優先して着ていたから、急にこんな派手な制服を着るなんて刺激が強すぎるよぉ…っ

