正直気まずいです……



「じゃぁロッカー室で待ってて?制服持ってくるから」



そう言うと慎也さんは店の奥を指差して指示してくれた。



「はいっ!」



もちろん年上なんだから敬語もきちんと使わなきゃね。



素直にあたしはロッカー室だと思われる小さな個室へ向かった。



ドアノブをゆっくり回して開けると、一つ窓がある殺風景なロッカー室。



多分男女共同の部屋だろう…



辺りを見渡す程の広さはなくて、人がいないのもすぐに確信できた。



「今日から頑張らなきゃ…っ」



独り言を口にして、落ち着かず隅にポツンと立っていると、しばらくして慎也さんが入って来た。



「はい、この中に制服入ってるよ」



そう言って大きな机の上にダンボールを置いた。



「ありがとうございます!」



ダンボールに近づいて中を覗くと、そこには白黒の可愛い制服が入ってある。



やっぱり可愛い~っ…