理想の結婚【2】

「おはよう。」


俺もつられて笑顔になる。


果穂ちゃんはもう一度目を閉じて、
頭をのせ直し、
俺の胸元へと寄ってきた。


こんな近くに、
果穂ちゃんがいる・・・


俺は左手で肩を抱き寄せた。


微笑みながら上目使いで
俺を見る。


「うん!?」


俺はそう尋ねると、


果穂ちゃんは俺にキスをした。