理想の結婚【2】

高橋が来てくれた・・・


それだけで俺の心は、
一気に温かいものを感じた。


「こんな大きな鞄持って、
どこへ行くんだ?」


俺はうれしさからか、
悪戯な笑みで高橋の顔を覗き込んだ。


「ちょっと青森まで旅行に!!」


高橋も負けじと悪戯な笑顔を見せる。


「偶然だなぁ!!
俺も青森に帰るところだ。」


「そうなんですか!?」


わざとらしいく、
高橋が目を丸くして俺に問う。