理想の結婚【2】

次の日、俺は高橋のいる
オフィスへと顔を出した。


「あっ!! 有方さん。
どーしたんですか!?」


別の女性社員が話しかけて来た。


「高橋いる?」


「あっ、麻衣なら外回り行ってます!!」


「あっ、そう。 ありがとう。」


その日、何度かオフィスをのぞいたたけど、
高橋が姿はなかった。


結局、高橋に会えずままに
青森に帰る時間が来てしまった。