理想の結婚【2】

昼過ぎまで家で過ごして、
オカンと高橋を送りに駅へ向かった。


「すいません。私切符買ってきます。」


高橋が一人、切符売り場へ走って行った。




「ねぇ、郁人。」


オカンが小さな声で話しかけてきた。


「何!?」


「どうでもいいけど、
麻衣ちゃんと早く付き合いなさい。」


「えっ!?」


オカンは付き合ってると
思ってたんじゃないのか?