理想の結婚【2】

そのまま俺たちはぶらぶらと散歩をした。


「郁人、あそこに家の展示場があるよ。」


「ホンマや。」


「行ってみようよ。」


「うん。」


果穂に引っ張られて俺は
展示場に入って行った。



「わぁ~すごい!! 
玄関広~い・・・」


「うん。すごいなぁ~・・・」


「キッチン広~い!!」


「うん。 使いやすそう?」


「うん。これならバリバリ料理できちゃうよ。」


果穂は目を輝かせながら見ていた。