「晶に出会う前の話だよ?
当時の僕は与えられた任務を実行するだけの心無い人形だった」
分かってる。
私は気にすべきじゃないこと。
「今は本当に晶だけが欲しい。
この先も晶しか要らないから」
耳元で熱く囁かれて、
その台詞になのかその吐息にか、手足の指に無意識に力が入り…、当然掴んだままの腕にも伝わる。
「今直ぐにでも…」
首筋に熱い唇を這わされる。
私の口から甘い声を漏らすのを、大きく熱い掌が許さなかった。
「静かに…朋弥に聞こえるから」
再び耳元に戻り鼓膜を刺激する。
その透弥さんの低く艶っぽい声は耳から入り体の奥深く響き浸透し揺さぶる。
抑え切れない吐息が掌から微かに漏れていて。
それを楽しんでるのか、
「駄目だよ晶…秘密の話だよ?」
透弥さんの唇が耳から離れない。
頭から火が出るんじゃないかってぐらい熱くなった私を抱き締めたままだった透弥さんが、
「これ以上は我慢出来なくなる」
いきなり体を離し立ち上がった。
釣られて朋弥さんも立ち上がった気配を背中に感じたけど、
必要に熱らされた体は力も入らず座り込んだまま動けなかった。
何と無く誤魔化された感じ?
でも透弥さんが今見てるのは私。
その事を感じることが出来た。
当時の僕は与えられた任務を実行するだけの心無い人形だった」
分かってる。
私は気にすべきじゃないこと。
「今は本当に晶だけが欲しい。
この先も晶しか要らないから」
耳元で熱く囁かれて、
その台詞になのかその吐息にか、手足の指に無意識に力が入り…、当然掴んだままの腕にも伝わる。
「今直ぐにでも…」
首筋に熱い唇を這わされる。
私の口から甘い声を漏らすのを、大きく熱い掌が許さなかった。
「静かに…朋弥に聞こえるから」
再び耳元に戻り鼓膜を刺激する。
その透弥さんの低く艶っぽい声は耳から入り体の奥深く響き浸透し揺さぶる。
抑え切れない吐息が掌から微かに漏れていて。
それを楽しんでるのか、
「駄目だよ晶…秘密の話だよ?」
透弥さんの唇が耳から離れない。
頭から火が出るんじゃないかってぐらい熱くなった私を抱き締めたままだった透弥さんが、
「これ以上は我慢出来なくなる」
いきなり体を離し立ち上がった。
釣られて朋弥さんも立ち上がった気配を背中に感じたけど、
必要に熱らされた体は力も入らず座り込んだまま動けなかった。
何と無く誤魔化された感じ?
でも透弥さんが今見てるのは私。
その事を感じることが出来た。