「…庵くんの家に行きたいから、先行って待ってて?」



「わかった」



俺はナナから離れて家に戻った






ピンポーン



ガチャ


「庵くん!」



ナナは笑って俺の名前を呼んだ



「早いな…」



俺はナナの荷物を受け取って部屋に向う



「ナナ、なんで俺の誕生日知ってんだよ」



「……ヒナタさんから聞いたんだぁ~♪♪」



何故かナナはご機嫌だ



部屋に入ってケーキを開けた



「うわ!すげぇ~」



「甘さ控え目なケーキです」


手作りのケーキ



「食べて!?」



上目使いで俺に言うナナ



…私を食べて?みてぇな感じになってんだけど…



俺はケーキを一口食べた


ぱく…



「…どう?」



「ナナも食えば?」



「美味しい?ってこと聞いてるんだけど…」



「ん~、うまいよ」



ナナは笑って俺に抱き付いた



「はっぴー ばぁすでい♪」



「…ありがとな」



ナナは俺に掴む腕の力を強くした



「これ…プレゼント」



ナナからは、前のピアス屋の十字架のピアスが渡された



「つけてくれる?」



「あたりめぇじゃん♪」



俺の欲しかった温もり……



ナナが全部教えてくれる



「…ナナ?えっちしよーぜ?」



俺はナナをベッドに倒す



「え!?…ちょ!庵くん!!?ひぁ!」








甘い甘い夜になりましたとさ☆