「や!!やだぁ!!!」
パン!
「黙れよ!!…うるせぇんだよ……」
頬をはたかれた私
「彼氏は今頃、鉄の棒で叩かれてるから…来れないよ?」
鉄の棒!!???
……庵くんが死んじゃうよ…!!!!
「助け求めたって、来ねぇよ?ククク…」
いままでの強がりが全部、恐怖に染まった
「…っくぅ…ひくっ…」
怖い、怖い、怖い………
「…そう、もっと泣け…助けは来ない……」
庵くん………
「きあっ!!」
私の体を刺激する男の人
気持ち悪い……
やだ……
足をばたつかせても、男の人には無意味
「…ソロソロかな………」
「やだ!!!!!!」
庵くん!
「!!!!!!」
「…お前、大切にされてんだなぁ、」
体中に痛みが広がる
「お前、汚れたなぁ…男はそうゆう女、捨てるぞ…」
………
全てが終わって開放された私
体は震える
「いわいる、レイプされたんだからなぁ…」
………
庵くんに捨てられる……?
ワタシ、キタナイ??
……やだ、やだ、やだ…………
「怖いよぉ……」
汚い私の体…………
気持ち悪い……
乱れた制服……
いまだに鎖に繋がれたままの手
私はどうなるの?
庵くんは?
「…ぃ…ぉ…りく……ん……」
涙がずっと目から零れている
「…次は暴力といこうか?」
私の胸ぐらを掴む男の人
「やだ…やだ…やだ…」
「スタート」
ばこ!
+++庵♪さいど+++
「…ちくしょ……」
血が流れる体
意識朦朧……
「…全然、かっこよくない…美形が台無し……」

