有史は見た目格好良くて内面はすごく優しい。



そして何より“恋愛ベタ”



有史の髪は焦げちゃって感じで落ち着いてる。


服装もハデとかじゃなくて白黒貴重の落ち着いた感じ。


有史にナンパされるとは想わなかったし。


「てかさ、また学校サボったの??」


あたしは有史の私服を見て言った。


「ちげーよ、お前と一緒にすんな!」


「んじゃ何で私服?」


「今日は開校記念日なわけよ」


有史は自信たっぷりにあたしに言ってくる。


「てか、またとか言うな!俺は学校サボったことねーから」


「んじゃあたしを午前中から呼び出して、学校サボらすのはイイと??」


有史はぅーんと考えてから、


「だってどーせさぼってんだろ?ならそのムダな時間を彼氏と過ごした方が幸せぢゃね?」


と無邪気な笑顔で言ってきて、ぐいっとあたしを引き寄せて



軽くキスをした。