マリッジ×鬼ごっこ☆

「意味わかんなくないよ。凌河くん?」 」

「はぁ!?お前に凌河って呼ばれる筋合いねぇよ。」

凌河は、鳳さんを睨みながら言った。


「ある少年が、世界中のアマチュア選手のサッカー大会、

ワールドフレンドシプ大会に、大会最年少の11歳で出場し

プロ入り確定と言われていた強豪たちを、しかも、自分よりも

9歳以上も歳上ばかり大人をあっという間に倒し、サッカー界に

その名を広め、世界中のプロサッカーチームから、オファーが来た。

そして、その中のあるチームと契約するが17歳となり、デビュー寸前にサッカー界

から、その姿を消した。」

その話を聞いて凌河が黙り込んだ。

「そうだ。お前の得意なサッカーで勝負しようぜ。」

鳳さんが話を変えた。

「お前、俺とサッカーで勝負するつもりかよ。」

素っ気ない凌河の返事。

「もちろん、そのつもりだけど。」

鳳さんが挑発する様に言った。

って、今の私って蚊帳の外だよね。

「もし、俺が負けたら今日だけ花姫を

見逃してやる。俺が勝ったら、分かってるよな?」

そう言ってまた、笑った。


「瑠香は、その場で俺と婚約。」



そんなの…。




「分かった。戦ってやるよ。」