「ふぅん…まぁまぁだな」


黒沢くんは家の中をジロジロ見て歩いている。

正直、恥ずかしいからあんまり見ないで欲しい…


でもどうせこれから一緒に住むんだから、後から見られても一緒か…と一人で納得していると



「で?俺の部屋はどこだ」



・・・・え?


「黒沢くんの…部屋ですか?」


「そうだ」


はいぃ―――――っ!!!?

そんなこと急に言われても、
用意出来るわけないじゃんよ!


…なんて言ったら殺される。