「お前の家に住まわせろ」
…は?
「嫌…です」
冗談じゃない。吸血鬼と同居なんて、お化け屋敷で住むようなものだ。
しかも、黒沢くん男の子だし。
「断るのか…
この腕、完璧折れてるしな…
これからの生活、一人暮らしだしだから不便になるなぁ…」
あたしが断ると、黒沢くんは急にしおらしくなり、骨折した腕を見ながら言った。
うっ…!
そんなこと言わないで!
「人間という生き物は、自分で犯した過ちの責任も取れない、無責任な生き物なのか…
はぁ…どうしようかなぁ…
魔界に頼んで、地球消滅してもらおうかなぁ…」
…んん?