「なんでも…ない、です」 あたしは下に視線を向けたまま答える。 怖い。怖い。 「震えてるぞ」 「シュウ様のことが怖いのですよ、きっと。可哀想に、こんなに怯えて… 大丈夫ですよ、私たちは…」 そう言いながら、 黒沢くんの家来(?)みたいなしゃべるコウモリは、あたしの前まで飛んできた。 「ひっ…!」 あたしは小さく悲鳴をあげて、後退る。