怖がり少女と吸血鬼

「…っ、」

正直、吸うなら早く終わらせて欲しい。こんな至近距離は心臓がもたないもん。


「ひ、ぁ」

黒沢くんの唇が首筋に吸い付く。あたしの心臓は破裂寸前。

やだ、変な声出ちゃったよ…


ずぶり


「いっ…!!!」

鋭い牙が首筋に刺さる。めっちゃくちゃ痛い。

あたしは黒沢くんの服をぎゅうと握り締めて痛みに耐える。


頑張れ、がんばれあたし。
もう少しの辛抱だから…っ!!