怖がり少女と吸血鬼

「じゃあ罰として、お仕置き」

そう言って黒沢くんはソファーから立ち上がり、あたしの方にゆっくり近づいてきた。


「エル、ハリセン禁止。」




えっ!?嘘!

だってさっき血吸ったじゃん…


あたしは心臓バクバク冷や汗ダラダラ。

ゆっくり黒沢くんが近づいた分だけ後ろに下がるが、

ドンッ


――――あ。ヤバ…

後ろは、壁。
前は、不敵に笑う悪魔様。



え、エル…

エルに視線を向けて助けを求めるが、どうやら黒沢くんは腐ってもエルの主人。

事前に言われたら手出しは出来ないらしい。



嘘…!