怖がり少女と吸血鬼

「やっぱ、あま…」


いやいやいや、貴方の吐息混じりの声の方が甘いですヨ、

…なんてね。



「黒沢くん、もういい…?」

「ん、ああ」


そう言って、黒沢くんは名残惜しそうにあたしから離れた。






「………………………」







沈黙。


なに話していいか、わからない。



あたしは火照った頭で必死に話すネタを考える。