「んー…、」


毛布を掛けてあげると、

黒沢くんは違和感を感じたのか、寝返りをうった。


あ。起きちゃうかな?

なんて思ったけど、どうやらその心配はなくなった。


すぐに、黒沢くんからまたすやすやと規則正しい寝息が聞こえてきたから。




黒沢くんの綺麗な茶髪が、朝日でキラキラと光っていた。


綺麗…



って、なに見とれてるの!


誰もいないのに顔が赤くなってる自分が恥ずかしかった。




――――さて。