コツコツコツ‥


深夜ということもあり、
静まりかえった夜道にハイヒールの靴音が響く。


歩いているのは、1人の女性。



――バサッ‥


その上から、微かに羽音がするのを、その女性は気付かない。



『あの女の人はどうでしょう?シュウさま』


「‥喰ってみるか」