「久しぶりね、芽恵ちゃん」 そう言うけど笑ってない。 「ぢゃあまた後でね!」 そう言って芽恵は行ってしまった。 『入学おめでとう』 と書いてある板が見えてきた。 いよいよだ! 私は心の中でそう強く叫んだ。 * * *