私は今、学校の昇降口にいる。 目の前には3−1のげた箱。 上履きをはき替えて、白の運動靴で歩き出す。 今から家に帰る。 しかし、時刻はまだ1時半。 まだ授業は終わっていない。 早退するのだ。 ここ2か月ほど、私は別室登校して、昼休みになる前に早退してしまう日々を送っている。