翌日。

「おはよ~!!」
私が教室に入ってくるなり愛cが元気な声で出迎えてくれた。

「おはよ~・・・」

「栄理c元気ないね。何かあった??」

「う~~;;」

私は昨日の事を愛cに話した。

「あちゃ~・・・やっちゃったね~汗;」

「うん;どうしよう~~;;」

「うーん・・・林先輩に本当の事話したほうがいいんじゃないかと思うけど・・・どう??」

「話すのが一番だよね・・・でも・・・昨日家でそうするシミュレーションしてみたんだ・・・でもそれを言う勇気がまったくだせない・・・ゥチこんなんじゃだめだね・・・」

「確かに言いづらい事だよね・・・
それかね、付き合ってみてそのうち本当に好きになったりすることもあるかもよ??ゥチそれもありだと思う★
それにまだ付き合ってるわけじゃなくて、友達からっていう前提だし、ね♪」

私は愛cの言葉を聞いて、その選択肢を選んでみようかと思った。
都合の悪い弁解から逃げているような罪悪感は残るが、自分が一番実行できそうな展開だった。

「自分がどう思ってるのか分からない・・・でも、様子を見るっていうことで、そうしてみようかな・・・」

「そっか♪きっとそのうち自分の気持ちも分かってくるよ☆」

「ありがとう★・・・あのさ、この事内緒にしておいて。気持ちの整理が着かないっていうか・・・。」
なぜこんなことを言ったのか分からなかったが、急に言いたくなって口をついて出た。

「わかった♪松田にも内緒にしておくよ☆また何かあったらなんでも相談のるからね♪」

「ありがとう★」


結局この日、学校で林先輩には会わなかった。

家に帰ってからパソコンを開いてみた。


<新着メール なし>

林先輩からメールはきていなかった。

「ふ~・・・」
私はパソコンを脇にやって宿題を済ませ、その日は早めに寝た。