君が笑顔になれますように

「私は…舞実さんや准が迷惑じゃなければ是非…。」


「それなら決まりね!さあ、桜ちゃん。車に乗って!」



私の肩をポンポンと叩いて車へと急かす。



私と准は急いで舞実さんの車に乗り込んだ。



黒で統一された車内はスッキリとしていて、上品な感じ…。



舞実さんの香水の香りかな…?



甘すぎず爽やか香りが車内に満ちている。



「出発するわよ!」



舞実さんは、後部座席に座る私と准にウインクをすると、車を勢いよく走らせ始めた。