君が笑顔になれますように


「桜!!」



はっきりと聞こえてくる准の声に、私はゆっくりと目を開けた。



ん……?


ぼんやりと霞む視線の先には点滴の袋が下げられているのが見える。



白い無機質な部屋…。


消毒薬の匂い…。



私……ベッドの上で寝てるんだ…。


口には人工呼吸器のマスクが取り付けられている。



あ……そっか…



全身に走る鋭い痛みで、私は思い出したんだ…。