君が笑顔になれますように

「急に話があるって呼び出したりして、ごめんな…。」


心なしか声も元気がない気がして、私の不安をあおりたてる。



「准から話って、あまりないからビックリした…。それで……何?」



聞いた瞬間、心臓がバクバクし始める。



緊張で震える手を胸元でギュッと握りしめながら、准の言葉を待った。



「あのさ……」



准の声にビクッと肩で反応する。


俯く私に准は言葉を続けた。






「俺…しばらく桜と距離をおきたい…。」