「それって…まさかゆっ幽霊のせい?」


私は恐る恐る聞いてみる。


「へ?幽霊?」


どうやらあいちんはあの噂を知らないらしい。


「あんな?たんぽぽ寮には幽霊が出るって噂があるねん。」


私はさも恐ろしげに言ってみせた。


「そうなん!?今のところ私は見てへんし他の人からもそんな話聞かへんけどなぁ?」