「別れよう。」


話をまとめるとそういうことだった。


「学校のみんなにばれちゃったし、

 親にもダメだっていわれてたし、

 ごめん。」



そういわれた。学校のみんなにばれた。恥ずかしいってこと?親もダメっていった。それでもOKしてくれたよね?ごめん?謝るんだったらこんなことしないでよ。
何にもしゃべれなかった。泣きそうだった。目の中に涙がたまっているのはすぐにわかった。



なんかユウキはナップサックの中でいろいろ探してたけど
バスがでそうだったので、「そっか。わかった。じゃあね。」っていってバスに乗った。


そのままユウキの顔は見ないですぐにバスに乗った。
バスが発車して、後ろの窓からユウキをみていた。横断歩道を渡ってる。一瞬目が合った。でも、私は自分のほうから目をそらした。