我慢してきた…ってなにを? 私の頭に?が浮かぶ。 「ずっと大切にしてたのに…」 どくんって心臓がなった。バカな私はそんなことを言われたら勘違いしてしまう。 期待してしまう。駄目なのに…絶望するのはいやなのに… 私はキュッと手を強く握った。 「ねぇ…ゆうちゃん、いってることがよくわかんないよ」 あぁ、いま絶対に声がふるえてるよ…泣きそうってバレたかな… 「っ、だから俺は、」