眠り姫


「…よっ。どうしたんだ??」

「…わ、忘れ物。森野は??」


顔が見れない…


「日誌。お前の次だろ??」

「あっあー!!そうだったねっ!!あははっ!
じゃっじゃあ私は、これで!!」
教室から出ようとすると

「忘れ物は?」

「あ、忘れてた!!」

私は自分の席に行くと、机をひっくり返して教科書をぶちまけた。

「あぁっ!!ごめんなさいっ!!」