コンビニの中をぐるっと一周して欲しいものを籠に入れた




レジを済ませて外に出ようとすると


自動扉付近にガラの悪そうな男達が溜まってた



どうしよう…
通りたくないなぁ…


出口はここだけだからどうしても男達の傍を通らないといけない


どうしよー……
キョロキョロしてると視界に雑誌コナーが目に入った。

時間が経てば居なくなるよね?




一通り雑誌に目を通し終わったけど…
いる!!まだいる!!


はっきりわからないけど、1時間以上経ってるはず。





う~んこのままここに居てもしかたないから



ウィーン…って自動扉が開いたと同時に男達の視線があたしに集まった。


なるべく下を向いて視線を合わせないように、顔が見えないように歩いて近くを通り過ぎようとしたら


「ちょっと待ってよ~」


「………」


もちろん無視。



「無視することないだろ?ちょっとでいいからさぁー俺らとお話しようぜ?」


もちろん無…


「キャッ…」


無視するつもりが腕を掴まれて後ろに力一杯引っ張られたせいで倒れそうになった


「“キャッ”だって。可愛い!!」



「てか、顔もすげー可愛いじゃん。」