テストは地獄だった
1日中テストだったし。

正直短大でてから
まったく勉強してないから
わからないし。

まっ、でもこんなの
変な点数とっても大丈夫か。



って、
そういえば、もう16:00になってる!!
結婚式どうなるの?
いくらなんでも
おかしい。
真紀にきこッ!!


あっ、まてよ・・・。
クラスメイトが全員いるってことは
健司もいるはず。
なぜ、そこ気づかなかったんだろ。
とにかく、聞いてみよ。
ドッキリなんてもうどうでもいい。

あたりを見てみると
確かに健司がいた!!
しかも、こんな時にのんきに
友達とあそんでる!!
あたまきた!!
私がこんなに悩んでるのに!!

「健司!!」

クラスがいっきに
シーンとなる。

「あんたね。
いくらなんでも
こんなドッキリやり過ぎよ!!」

しかし、帰ってきた言葉は
意外だった。

「は?意味わかんねー」

はっ?
こっちのセリフよ。

「それに、なんで俺が
鈴木さんにドッキリやんなきゃいけないわけ?」

す、鈴木さん?
今までそんな風に呼んだことなんてないのに。

私は気づいてない間に泣いていた。

なによ。
なによ。
そんな言い方しなくたって。
もう、知らない!!

「健司なんてもう知らないんだから!!」

そして、教室を駆け出す。