「こら、そこ!!
遅刻。」
「すっみませーん。
ちょっと未央が体調崩しちゃったんで
遅れてしまいました。」
「え・・・。」

真紀がコソコソ声になる。
「いいから!いいから!
ここは私の話に合わせて。」

「ね!!未央!!
体調悪すぎて道端で倒れちゃったんだよね。」
「本当なんですか鈴木さん??」
「あっ、はい。
ちょっと貧血で・・・。」

こ、これでいいのかなぁー汗

「あら、そう。
ならしょうがないわね。
もう、大丈夫なの??
保健室でやすんだら??
後でテスト受けてもいいし。」
「大丈夫ですッ。」
「ならこれから
テスト始めます。」

え・・・。
テストぉー?!
本当に受けるの?
ドッキリなのに?!

てか、おかしくない。
たかが私の結婚式なのに
なぜ本当に高2の時のクラスメイトが
全員いるわけ?
さすがにおかしくない?!

そんなこと思いながら
変な汗が大量にながれてきた。

「未央ちゃん大丈夫??」

どうやら変な汗かいているのみて
隣の女子が心配になったらしい。
えーと、
名前何だっけ??

「うん。
大丈夫。ありがとう。」
「そっか。それならよかった。
テスト頑張ろうね。」

うわー。
なんて可愛いんだろ。
確か顔は思い出せるけど
名前が・・・。
なんかゴメンよー。

そうして、テストが始まった。