「はぁ…、はぁ…。」


あれから
私と浩人は夕方まで
サッカーをしていた。


もうだめ…。


地面に膝がつく。


「なんだよ。
だらしねーな。」


それを見ていた浩人が
少しバカにした
感じで言う。


「はぁ!?
こう見えてもバレー部だから
ちゃんと運動してるもん!!」

「まぢで。
…これが、ね?」


ムッ
こいつ…調子にのってきたな。


キッと
浩人を下から睨む。


クッソ~、
マケテタマルモンデスカー!


「おっしゃあ、勝負よ!」

「どうやって勝負すんだよ。」


ふと見ると
小学生が10人。


「そうね…、小学生を半分に
分けて片方に浩人。
んで、もう片方にあたし!」

「へぇー。いいよ。
俺は。負ける気しないし。」

「そう言ってるのも今のうちに。
さあ!小学生達!!
グッパーでチーム決めなさい。」

それに
びくりつく小学生。

そしてチームが決まった。

「じゃ、試合開始といこうじゃないの。」