次の日
「浩人おはよ!」

「おはよ。」

そういうと
スタスタと歩いてく。

「……。」

また、次の日

「浩人おっはよぉ♪
今日はテストあるけど頑張ろうねー!」

「うん。そだね。」

またしてもスタスタ歩いてく。

次の次の次の日

「今日は天気悪いねー。
体育大丈夫かな?」

「さぁ。」

う…
み、短い…。

何でそうなるのよ。
あたしがキスすればよかったの?
ねぇ、浩人…。
前みたいにもうなれないの…?










その日のお昼休み
私は屋上に行った。
ていうより
あの日以来行くのが日課になっている。
もちろん常連の建司もいる。

「はぁ…。」

「どうしたの?最近くらいな。」

「うん…。」

「なんか悩みあるなら
俺に言えよ。」

浩人のことだなんて言えない。
言えるはずないよ…。

「…。と、友達にさけられてて。」

「友達って、いっつも一緒にいる真紀さん?」

「違う仔。」

「んで、なんでその仔に避けられるの?」