その日は
転校生、坂下浩人がきていた。
たまたま隣になった浩人くんは
私に挨拶をする。

「よろしく。」
「・・・、よろしく。」


みんなは浩人くんに
興味があった感じだったけど
私は全然興味がなかった。

はぁ・・・、
バカみたい。
キャーキャー騒ぐなんて。


そんなある日のこと。
その日はたまたま
裏庭の方に通りかかってたいた。
すると、


「わ、わたし
浩人くんのこ、こ、ことが
好きだったんです!
つ、つ、つぅ付き合ってください!!」

うわ。
なにこれ。
告白現場!?
ヤバイ。
この場から逃げなければ・・・。

しかし、転がっていた
缶を思わず勢いよく
けってしまった。


カラン


げっ!
ど、どうしよう。


すると、浩人くんが口を開く

「あれ、ちょうどいいところに
未央がいたじゃん。」

み、未央ぉ~。
今までそんな呼び方してなかったのに!?
はァ~。
なにあいつ!
なんかムカつく。

「悪い。
俺未央と付き合ってるんで。」

そういうと、手を
私の肩の方にまわす。

ヒッ

「というわけだから、
ゴメンね」
「そんな・・・。
浩人くんが付き合ってたなんて・・・。」