過去に
戻ってから3日目
私に悩みごとができた。

それは、
未来が変わってしまうのでは
ないかという悩み。

だって、未来が変われば
私は健司と結婚できなくなるかもしれないから。
それだけは、いや。

とはいいつつ
おかしなことにどうして健司と仲良くなって
結婚までにいたったきっかけが
まったく思い出せない。

だからどうすればいいか
わからない。


そんなことを思いながら
私は登校していた。

はぁ・・・。
どうしよぉ~。

「どうしたの?
まさかッ、恋の悩み?!」

・・・。
どうして真紀は
そう鋭いんだろぉ。

「うん。まぁ、そんなとこ。」
「やっぱ相手は健司だよね?」
「・・・」
「図星かぁ。
かわゆいなぁー」
「もぉ、真紀ちゃん!」
「わかった。わかった。
んで、その人と仲良くなりたいわけ?」
「うん・・・。」
「そっかー。
あたしが協力するよ。」
「いい。」
「えっ?
なんでぇ?」
「自分でなんとかしたいんだ。」
「ほぇー、
えらいなぁ。
応援する。」
「ありがと。
でも、いざとなったら
助けて。」
「もちろん。いいよ!」


あたしは
知らなかった。

過去に
戻ってからきたことが
未来を本当に変えてしまうと...。