「ジュエルのクイーンなのだぁ!!!」

「ごほっ…ιι
ごほっ…///

何でそれを……」

「だって生徒会入るということで少々調べさせてもらいましたわ。」

「にしてもびっくりやなー。
こんな可愛いこがあの噂のクイーンやったなんて。」




《ジュエル》とは。

ここら一帯をしめている最強の族のこと。

だれもが怖がるが、
ヤンキーならだれもが入りたがった。

そもそも《ジュエル》は、
K(キング)
Q(クイーン)
A(エース)
J(ジャック)

その4人がトップだった。

Kが族長。
Qが女族長。

AとJはKとQを守る役割があった。

もともと《ジュエル》に男も女も関係なかった。

強い者は自然と《ジュエル》に入る。
そんな感じだった。

だが《ジュエル》には簡単に入れない。

素手で100人。
倒すことができるのならば《ジュエル》に入れる。

そうやって、《ジュエル》は強くなっていった。
Qであった渚もそうやって入ったのだ。

ちなみにKとQになるにはとても難しいことだった。
たくさんの条件があった。
・見目麗しくないといけない。
・何があっても焦らない心を持っている者。
・いつでも仲間の事を思っている者。
・もちろん族の中で常にトップの強さを保ち続けなければいけない。

など。
ひとつでも欠けていたらKとQになる資格はない。
ただそれだけのことだった。

KとQは前のKとQに選ばれる。
AとJは勝手にKとQが決めていい。
だがどんな時でも自分の背中を任せられる者。
KとJ、QとAは一心同体のような者だ。