『…只今より星鈴学園高等部、入学式を始めます。』 そう教頭先生らしき人が言うと、さっきまでうるさかった体育館が急に静かになった。 「(さすが坊っちゃん嬢ちゃん…)」 『…次に生徒代表の言葉です。藤原 奏斗さんお願いします。』 「はい。」 そう言って1人の男子生徒が立った。 ……。 え。 えっ! えぇっ!? あの人って……!!! 私はステージに向かっている彼に驚いた。 だってあの人… 寝てた人ぢゃん!!!! (道教えてくれた人とか言えよ。)