「はい…」
「今のお前なら確かにクイーン失格だ。」
「―――…っはい…」
「………」
そこからは暫く無言だった。
重たい沈黙…
耐えきれずに私は口を開いた。
「暁さん…華月乱風の族長…とは…どういう関係なんですか…？」
「ん？…あぁー…昔の女。」
そう暁さんは悪びれなく言った。
…っていうか…
「お…女…？ 付き合ってたんですか…？」
「いや？ カラダだけの関係。」
「なっ…///!!!!」
暁さんは「ウブだねぇ…」と言って話始めた。
「アイツとは…流璢(ﾙﾙ)とは…最初は体だけの関係だったんだ。
だけどそう思ってたのは俺だけだったみたいでさ…」
「ははは…」と暁さんは哀しそうに笑って言った。
「流璢は俺と付き合ってヤってるんだと思ってたらしくて、
俺が『もうシない』っつたら『何で？』とか言い出して。
『好きなヤツが出来たから』って言ったんだ。
そしたら、流璢は泣いて、キレて…」
