「――…はぁ。
…作戦失敗ね。藤原 奏斗の方は。」
「俺の方…?」
「あら。言ってなかったかしら。
私、藤原 奏斗…あなたと、緒方 渚に恨みがあるのよ。」
「…俺あんたに恨み売った覚えねぇけど?」
にしても、渚?なんでアイツが…?
「…まったく。似た者カップルね。
同じ様な台詞さっきも言われたわ。
まぁ、確かにあなたの恨みを買った覚えもないわ。
そうね…私は、裁きにきた…って所かしら。」
「裁きにきた…?」
「えぇ…。まぁ作戦は失敗したけど。
緒方 渚の方は完璧ね。
あなたの悲しむ顔が見れそうだわ。」
「…渚に何した…?」
「さぁね?
そうだ。言い忘れてたけど、渚。今頃ヤってるかもね♪」
「はぁ…?」
「第二図書室。行ってみなよ♪
愛しい愛しい彼女が乱れた姿で待ってるんじゃない♪?」
「てめぇ…!!!」
「怒ってる暇あるの…?
私が頼んだ男達に襲わせてから30分以上経ってるわよ?
まぁ、今から行っても、汚れた姿でしょうけど?」
「―――…っ!!!!」
――――…渚っ!!!!
