「ぅ…ぁ…ι
しっ失礼しましたー!!!!」
「嘘っ!?友達放置!?」
もう1人の男は早々と友達を見捨てて図書室から出ていった。
「どうしたらいいんだろ…
この人達…ι」
気絶したまんまだし…ι
っていうか、私ブラウス破れてるんだけど…ι
「――…まぁ、いいか。
自業自得だなっ♪」
それより真綾だ!っと思って走って図書室を出た。
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――――――――――
その頃奏斗は――…
「あの…私…奏斗の事好きなの…////!」
なんだよコイツ。
長谷部 真綾――…。
最近すげぇ絡んでくるとは思ってたけど…
…さっきはいきなり生徒会室に入ってきて、
『目にゴミが入ったから取って』とか言い出すし。
そこを渚が見たのか知らねーけど、渚追って一旦出ていってまた戻ってきたし。
そしたら、何?次は告白?
冗談じゃねぇ。
付き合ってられっかよ。
「悪いけど、長谷部さん。
気持ちは嬉しいんだけど、俺、好きな奴いるから…」
まぁ、勿論嘘だけど。
大抵の女はこれを言ったら諦めてくれる。
「『好きな奴』って…、渚の事?」
「は?」
驚き過ぎて裏で話しそうになった。
つかなんで渚がでてくんだよ。
「だって…!!
凄く親しそうだし…!!!
渚は奏斗の事が好きなんだよ!?」
