お嬢様は元ヤンキー!?





言わなきゃ…

私の気持ち…

「あのね、真綾!
私っ…奏斗の事が好きなのっ!!!」

「………。」

「だから、もう協力できないっ!!!

ごめんなさいっ!!!!」


こんなことで許される事じゃないけど…

ちゃんと気持ちは知っといてほしいから…


「……ぃよ…」

「え…?」

「…ひどいよ…渚…

私の事…
騙してたの…?」

「そんなっ…!!!
騙してだなんて――…!!!」

「協力してくれるって言われたとき…すっごく嬉しかったのに…

本当は私の事…からかってたの…?」

「からかってなんかないよ!!!

最初は本当に協力する気だった!!!
でも…、奏斗が好きだって気付いて…「うるさいっ!!!!」」

「え…?」

「何よそれ。言い訳?
そんなの聞きたくない。

っていうか、渚が言い訳なんてできる立場なんてあると思ってんの?
あるわけないじゃない。
だって私を裏切ったんだよ?

悪いけど…」


そう言って何故か右手を掴まれた。

―――――――――ガシャン


……え?

「しばらくここに居てもらうから。」


何故か右手に付けられた手錠。片方の手錠は絶対に動かないであろう、机に付けられた。


「真綾…?
何するの…?」

「うるさいなぁ…
ちょっと黙ってよ。」


そう言って何故か携帯を取り出して何処かにかけ始めた。

「あんたの相手は後でい~っぱいしてもらえるから♪

……もしもし?私。え?うん。…うん。第二図書室。
あ、それと、2~3人で来てね。たぁっぷり遊んで欲しいみたいだから♪
じゃね♪」