悪魔は黙り込んだ
そりゃそうだ
ここまで貶した私にまだ契約を結ぼうなんて
無駄にプライドの高いあいつならあっちから願い下げのはずだ
なかなか願いは決まらないし
願いは私の前から消えることなんて言うし
慈善事業じゃないって言ったのはあんたでしょ?
だったら私1人にかまっているよりも
他の人もっとちゃんとした願いを持っている人に乗り換えた方が楽なんじゃないの?
勝ち目のない商売してんのわかってんのかな!?
ほら早く
さっさと『契約破棄だ』って
言ってしまいなさいよ…
…そう願ってた私の耳に届いた言葉は
『は?お前何言ってんの?』
予想以上に冷たく尖った
正真正銘
悪魔の言葉だった



