『ふーん…穂波は俺に敬われたいわけ?』
いつの間にか
椅子に座っている私の真正面に回りこんで
私の顔を近くで覗き込んでいる悪魔
あ、
マズい気がする…
「う、敬われたいわけじゃないけど…主従関係からしたら明らかにおかしいでしょ」
私はそれにびびらず
強気に言い切った
…なんだかんだ言っても
この悪魔の顔綺麗だからなぁ
心の綺麗さが全部顔にいっちゃったんじゃない?
ちくしょぉ…そんな顔に見つめられたら思わず目を逸らしてしまうじゃないか
私は目線を悪魔から逸らし
何も無い所を見ていた
私がそんな事をしている間
悪魔はじーっと私を見つめ続けていた
いや…睨みつけていた?
私の今までの経験からいくと
後者のほうが正しい予感がする



