―もう
あれから2年が経った―




私は3年生になって
もうすぐみんなともお別れしなくちゃならない


高校生活もこれで終わりだと思うとちょっと寂しいかな



いろいろあったけれど

どれもあの出来事以上に印象に残っているものなんて無い




《お前さ、今の状況分かってるわけ?》



私の元に舞い降りてきたのは
天使でも、神様でも、勿論七福神でもなく


真っ黒な羽を持った救世主だった



今思うとあの過ぎ去った日々は凄く懐かしい




長かったようで短かった


…なんて表現があるけれど

別に短くもなくそれなりの時間だったと思ってしまうのは私がひねくれているからだろうか