『…話すと長くなるから また今度帰って来た時に話す』 「ちょっと、今度帰って来た時って…」 そこまで言ってハッと気付いた ねぇ… それって今から どこかに行くって事? 私は刹那を見上げる 不安そうな瞳がゆらゆらと揺れていた 「刹那…」 刹那が どこか遠い所へ行ってしまいそうで 私は刹那の着ているシャツの胸元をぎゅっと握った 刹那の顔はさっきの表情のままで 私に近づいてきた …優しく触れた唇があったかくて 何故か涙がこぼれそうになった 最初に唇 次におでこ 両方のほっぺ 耳たぶ