『黙れ…』
けれども
刹那にとってはこのキスなんて
私を黙らせるためのものでしかない
愛情表現なんてものではない
…それが今分かってしまった
しかも
泣きすぎて涙腺が枯れてしまったのか
このぐらいの事じゃあ涙が流れないくらい免疫が付いてしまったのか
目がうるっともしなかった
『やっと静かになった…
いいか、お前は俺に向かって「好きだ」とはっきり言った
今更撤回すんじゃねぇよ』
う、嘘だぁ!
…嘘じゃないとしたら
私の意識の無いときでは?
うわ言の様に呟いてしまったとか
…いや
はっきり言ったって悪魔の口から聞いたしな
事実がするすると私の頭の中に入っていくごとに
段々と沈んでいくテンション…
よし
記憶を巻き戻してみよう
ヴィーン…
(巻き戻してるときの音)



