悪魔と少女とkissマーク





『あ…そっか
俺のこと覚えてないんだった』



ものすごい勢いで訳が分かりませんって顔をしているであろう私を見て
多少違う解釈をしてしまったようだ



「いや…あの…」


覚えていないんだけど…

ちょっとほど思い出したというかなんというか…



そうやって私がオロオロしていたら
刹那はいきなりスクッと立ち上がった

そして首の後ろのほうを掻きながら何かぶつぶつ呟いていた


『えっと…あーまず
俺は刹那、決して不審者とかじゃねぇから』


そう言った刹那は
何だか必死そうな顔


…ズキン





違う





私の記憶の中のおぼろげな刹那は

いつも余裕綽々で


私の言うことなんか完全無視で自分の言いように物事進めちゃって


ふらふらっといなくなったと思ったら急に現れたり気まぐればっかりで


ヒーローなんじゃないってぐらい丁度いいタイミングで助けてくれちゃったりして…